日豊日記:2010年5月

2010-05-02

急行きたぐに自由席

岡山から山陽本線・東海道本線で大阪。新潟行の急行「きたぐに」に乗る為に,11番ホームの待合室でテレビを見ながら時間を潰す。発車の1時間前から自由席の列に並ぶ人が居るというのも,編成の特殊さ[1]ならではの光景だろうか。

今回は普通車自由席を選択したので,1号車に乗車する。寝るにはまだ早いので,京都までは普通に座る。

[1] 編成の特殊さ
急行「きたぐに」は,普通車自由席4両,B寝台4両,グリーン車指定席1両,A寝台1両の10両編成。
要するに普通車指定席が無いので,指定を取ろうと思うとグリーン車や寝台車の料金が必要になる。

2010-05-03

新潟―青森458.8km

日が変わって京都。いくらかの乗車があり,自由席はほぼ満席になる。こうなると,横になって寝たり,Lの字になって寝たりする以前の話となるので,普通に座って寝る。

金沢の手前で目が覚める。丁度上りのきたぐにとすれ違った。隣席の乗客も下車したので,横になって新津まで寝る。新津からは快速列車になるので,普通に起きて新潟まで乗車する。

新潟から白新線・羽越本線経由で村上。村上からは酒田行に乗換。笹川流れを眺めながら新潟県を後にして山形県。鼠ヶ関,あつみ温泉[2],鶴岡と通って酒田。

次の列車まで若干時間があるので,駅の周辺で時間を潰す。最近は「おくりびと」のロケ地として人気のようだが,個人的には「酒田大火」「酒田短期大学」と,あまりいいイメージは持っていない。

列車の時間になったので秋田行に乗る。鳥海山を右手に遊佐,吹浦と進み,女鹿は通過して有耶無耶の関の内に秋田県に入って象潟。羽後本荘を過ぎて秋田。日も暮れて景色も見えなくなったので,さっさと奥羽本線で大館。

青森行の特急「いなほ7号」と,大阪行の寝台特急「日本海」を見送った後に,普通列車の青森行。最終列車だからか乗客もまばらだったが,弘前からは急に混んで終点青森。ホーム向かいの急行「はまなす」に乗換。急行列車というのも,JRの定期列車では「きたぐに」と「はまなす」しか残っていない。指定席券を持っているので,検札を待ってから歯を磨いて寝る。

[2] あつみ温泉
温海と書いてあつみ。熱海ならあたみ。

2010-05-04

室蘭本線

なんとなく函館で目が覚める。横と後が空席なので,座席の向きを反対にしてからまた寝る。

札幌から特急「スーパー宗谷1号」で岩見沢。急行に乗った後だと,特別急行はやっぱり速い。室蘭本線で苫小牧。東室蘭から室蘭。北海道だけに,「県道」では無く「道道」を歩く。特急「すずらん7号」で札幌。

2010-05-05

新得

特急「オホーツク1号」で旭川。富良野線で富良野。駅で流れる曲は,言わずもがなのさだまさし。

根室本線で新得。新得までの1駅がかなり長い。時刻表を見ると,落合―新得は28.1kmを25分で走るそうなので,滝川―釧路の8時間2分程では無いにせよ,長く感じるのも当たり前か。

根室本線で滝川。特急「スーパーカムイ42号」で札幌。

2010-05-06

新十津川

通勤通学の中に混じって,札沼線の石狩当別行。気動車の6両編成というのも今時珍しい。石狩当別では先頭の1両がそのまま新十津川行となって,残りの5両は折り返しの札幌行となる。後続列車からの乗換を待ってから発車。車内は主に通学生で一杯。その通学生も,北海道医療大学や石狩月形で降りる。石狩月形からは,たまに乗客1名のみになりながら新十津川。

時間が勿体無いので,新十津川から滝川まで1時間の徒歩連絡。特急「スーパーカムイ11号」で深川。留萌本線で増毛まで往復。特急「スーパーカムイ34号」で札幌。

2010-05-07

夕張

特急「スーパー北斗2号」で苫小牧。日高本線の様似行。海ばかり見ていても飽きるが,牛や馬が居ると良いアクセントになる。3時間掛かって様似。時間が有ればJRバスで広尾まで行きたい所だが,時間が無いので苫小牧へまた3時間掛けて戻る。

苫小牧から室蘭本線・石勝線経由の夕張行。夕張駅の周辺は特に見る様な場所も無さそうなので,セイコーマートに行く。追分まで戻り,特急「スーパーおおぞら12号」で札幌。

2010-05-08

山線

少し早く目が覚めたので,函館本線上り始発の然別行。札幌から小樽方面への始発列車が6時12分で,なおかつ気動車2両というのには若干違和感がある。

小樽で長万部行に乗換。反対側の列車が雨で空転したので,蘭越発車が24分遅れる。長万部には17分遅れで到着。

長万部で昼食の後,渡島砂原経由の函館行。函館からは特急「白鳥32号」で青森。青森からは寝台特急「日本海」。

2010-05-09

タコピア

京都。新幹線で新大阪。新快速で姫路。途中下車して,地下のタコピアで明石焼風たこ焼きを持ち帰り。相生乗換の山陽本線で岡山。

2010-05-30

かぐら街道

新見市哲西町の鯉が窪湿原まで,車で出掛ける。行きは国道180号から国道182号のルート。

湿原はというと,時期が早いので,リュウキンカとサワオグルマ位しか咲いていない。

帰りは県道50号から県道33号に出て,かぐら街道を通って国道180号。高梁で国道484号に入り,吉川ふるさと農道から県道72号(吉備新線)で岡山。

県道50号は部分的に1車線区間があるので走りにくいが,県道33号はそこそこ走りやすい。かぐら街道は要するに広域農道なので,10%勾配が多く,速度を維持するのに気を遣う。結局の所,山道を走りたいので無ければ,国道180号と国道182号を通った方が無難ではある。

© Keisuke Uchida 2010
URI:https://www.conductorless.org/diary/2010/05
公開日時:2010-05-17T20:00:00+09:00
更新日時:2010-05-31T22:25:00+09:00