日豊日記:2014年8月

2014-08-09

桜と柿と運賃箱

岡山から赤穂線で播州赤穂。新快速で相生に出て,後続の新快速で米原。平日だと比較的混雑する時間帯だが,台風が来るだけあって乗客が少ない。

新快速で大垣に出て,樽見鉄道へ。青森だと沿線にりんごの木が多いが,この辺りは富有柿の産地だけあって,柿の木が多い。本巣を過ぎると次第に山の中に入り,谷汲口。その昔,名鉄に谷汲線という路線があったが,駅から出ているバスは近鉄系の会社なのがなんとも。根尾川沿いに列車は進み,樽見。

樽見の名物といえば淡墨桜であるが,雨が強くなってきたのと,そもそも桜の季節でないので大垣に戻り,特別快速で名古屋。

2014-08-10

名古屋の外側から

喫茶店の開く前から移動してしまうのが僕の悪い癖で,名古屋から東海道本線の始発列車で豊橋。静岡行に乗り換えて,掛川で下車。

掛川からは天竜浜名湖鉄道。掛川市を過ぎて森町に入ると,沿線の風景より新東名の橋脚が目立つ。袋井市を少し通って磐田市に入り,浜松市に入って天竜二俣。浜松市内をひた走り,浜名湖が見えてくると,東名ハイウェイバスに乗る人には馴染み深い三ヶ日。湖西市に入って愛知県との県境手前が新所原。駅にうなぎ屋があるのは珍しい。

台風が来ていたので大雨が降り出す。乗る予定の列車が運休になったが,後続の普通列車は動いたので豊橋。JRも名鉄も大雨で止まったので,新幹線に乗ろうかと思案していたが,名鉄が動いたので急行で東岡崎まで行き,名鉄バスで岡崎。後から考えたら,一駅先の岡崎公園前まで行って,愛知環状鉄道の中岡崎駅に行ったほうが良かったかもしれない。

岡崎からは愛知環状鉄道。普通に町中を走っていて,あまり面白くはない。高蔵寺からは中央本線で勝川に出て,東海交通事業の城北線へ。複線高架の区間を1両のディーゼル車で快走するのは面白いが,乗客は回送同然。枇杷島から普通列車で名古屋。

2014-08-11

郡上八幡

名古屋から快速で恵那。恵那からは明知鉄道。「明るい農村」か「ひるのいこい」といった言葉が出てくる様な典型的農村風景を,急勾配なので列車はゆっくりと進み明智。時間の都合で恵那にすぐ戻り,快速で多治見に出て,太多線で美濃太田。

美濃太田からは長良川鉄道。関を過ぎると国道156号線と長良川に沿って北上する。この辺りの墓石は南無阿弥陀仏が多いが,天台宗か浄土真宗が多いのだろうか。2時間程で終点の北濃。ここから県道を30km程行くと越美北線の九頭竜湖駅に行けるそうだが,峠越えが必要なので難易度は高い。美濃白鳥駅から国道沿いに行く方法もあるが,やはり峠越えが必要なので徒歩では難しい。国道を北へ行くと,白川や砺波を経由して高岡へ至るが,世界遺産は世界遺産で行ってみたい。

北濃から来た道を戻るが,夜間に同じ路線を乗っても面白みがないので,郡上八幡で下車。ここの「郡上おどり」というのは,2ヶ月近くに渡って行われ,盆の4日は徹夜で踊るというのだから変わった風習である。

郡上八幡からは岐阜駅行の高速バス。高速バスで補助金を貰っているとなると,厳しいものがある。名鉄で名古屋。

2014-08-12

あおなみ線

名古屋からあおなみ線で金城ふ頭。対岸にある,新日鉄住金の高炉がよく見える。JR東海のリニア・鉄道館もあるが,営業時間でないので行かない。

名古屋に戻ってモーニング。牛丼とコーヒーが等価であるとしたら,確かにパン位はないと割に合わない。特別快速で大垣へ。駅の先にあるショッピングセンターは,何故かよく寄る。

美濃赤坂まで往復した後は,東海道・山陽本線をひたすら西へ。米原・姫路・相生と乗り換えて岡山。

© Keisuke Uchida 2014
URI:https://www.conductorless.org/diary/2014/08
公開日時:2014-08-26T22:55:00+09:00